白鳳期を代表する国宝の「仏頭」が80年ぶりに東金堂に戻られています
展示していた国宝館が耐震改修工事で一年間休館するため
昭和56年(1981)に再建された西塔には、東塔と同じく釈迦八相のうち後半の四相(果相)にあたる諸像が安置されています。もともとは、塑像の形でお祀りされていましたが、享禄の兵火で西塔と供に焼失してしまいました。
現在は彫刻家で文化勲章受章者の中村晋也氏によって、平成27年6月に新たに奉納された群像形式の釈迦八相像が祀られています。
明治17年まで封印されていた救世観音立像を拝観できます
北円堂の内部と運慶作本尊弥勒如来坐像と無著・世親菩薩立像の拝観ができます。
拝観時間は9:00~17:00ですが受付終了は16:45までですのでお気を付け下さい。
鑑真の再来とも言われ多くの功績を残した覚盛上人
修行中、覚盛上人の肌に止まった蚊を叩こうとする弟子に「自分の血を与えるのも菩薩行である」とおっしゃって戒めた故事があります。
うちわまきは覚盛上人が亡くなった後、弟子が「せめて団扇で蚊を払ってください」と霊前に団扇を供えたことに由来しています。
覚盛上人の命日にあたる5月19日に何千本といううちわが国宝、鼓楼の上からまかれ下で参加者がそれを取ります。
午後1時より法要
午後3時から鼓楼からハート型の団扇を参拝者にまく
遭難・火難の魔除けにご利益があるといわれる
法華寺にて、国宝・十一面観音像が特別開扉されます。
平安初期彫刻の傑作で、光明皇后をモデルに作られたとも伝わる美仏です。
通常は御前立ちの拝観のみですが、年に3度の期間中だけの特別開扉となります。
この機会に是非お参りください。
拝観時間 09:00 ~ 17:00
拝観料金 大人1000円、中学生700円、小学生400円(本堂国宝十一面観音、慈光寺、華楽園の共通割引券)
伎芸天像の有名な秋篠寺には、明王の総帥・大元帥明王が出現されたという伝説があり、年に1日だけ秘仏大元帥明王像が特別開扉されます。
鎌倉時代に「造東大寺大勧進」として大仏殿をはじめ東大寺の伽藍を復興され86歳でその生涯を終えられた俊乗房重源上人の御忌にあたる法要。
この日は俊乗堂が特別公開され、国宝・俊乗上人坐像や、快慶作と伝わる阿弥陀如来像を拝むことが出来る。
「裸のお地蔵さん」として知られる秘仏地蔵菩薩立像が特別開扉されます。