二十年に一度、普段は足を踏み入れられない特別な場所から国宝御本殿を間近で拝観いただけます
釈尊誕生の日とされる四月八日に、降誕を祝って仏生会が行われます。仏生会は浴仏会・竜華会ともいい各地で行われます。
聖徳太子等身と伝えられている秘仏救世観音像の厨子が開扉されます。
宝物殿「瑠璃殿」と共に秘仏が御開帳されます。
鑑真の再来とも言われ多くの功績を残した覚盛上人
修行中、覚盛上人の肌に止まった蚊を叩こうとする弟子に「自分の血を与えるのも菩薩行である」とおっしゃって戒めた故事があります。
うちわまきは覚盛上人が亡くなった後、弟子が「せめて団扇で蚊を払ってください」と霊前に団扇を供えたことに由来しています。
覚盛上人の命日にあたる5月19日に何千本といううちわが国宝、鼓楼の上からまかれ下で参加者がそれを取ります。
開山忌にあわせて御影堂鑑真和上のお厨子が開かれます。
国宝・鑑真和上坐像は奈良時代に作られた、日本最古の肖像彫刻とされていて、
毎年、この期間だけの特別公開となっています。
また、それに合わせ東山魁夷画伯奉納の障壁画も特別公開されます。
伎芸天像の有名な秋篠寺には、明王の総帥・大元帥明王が出現されたという伝説があり、年に1日だけ秘仏大元帥明王像が特別開扉されます。
鎌倉時代に「造東大寺大勧進」として大仏殿をはじめ東大寺の伽藍を復興され86歳でその生涯を終えられた俊乗房重源上人の御忌にあたる法要。
この日は俊乗堂が特別公開され、国宝・俊乗上人坐像や、快慶作と伝わる阿弥陀如来像を拝むことが出来る。
「裸のお地蔵さん」として知られる秘仏地蔵菩薩立像が特別開扉されます。
大仏様の前に茅草で作った約2mもの茅の輪が設けられ、東大寺の僧侶がこれをくぐり夏越しを祈る法要が行われます。
7月始めに大仏殿内霊名所で予め申し込んでおくと(1口1000円以上)この日の法要で祈願されたお札を送ってもらえます。
また、この日は法要後、大仏殿内に設置された茅の輪をくぐって参拝することができます。