興福寺北円堂は、元明太上天皇と元正天皇が藤原不比等の菩提を弔うためのお堂として創建されました。
現在のものは鎌倉時代(1210年)の再建で、国宝に指定されています。
堂内には、仏師・運慶の作である弥勒如来像、無著・世親像などの国宝仏が安置されています。
北円堂は毎年春と秋に特別開扉されますが、今年は夏期も開扉されます。
春秋の特別開扉とは時間が異なりますのでご注意ください。
鎌倉時代に「造東大寺大勧進」として大仏殿をはじめ東大寺の伽藍を復興され86歳でその生涯を終えられた俊乗房重源上人の御忌にあたる法要。
この日は俊乗堂が特別公開され、国宝・俊乗上人坐像や、快慶作と伝わる阿弥陀如来像を拝むことが出来る。
奈良国立博物館の開館120年記念特別展示
「裸のお地蔵さん」として知られる秘仏地蔵菩薩立像が特別開扉されます。
大仏様の前に茅草で作った約2mもの茅の輪が設けられ、東大寺の僧侶がこれをくぐり夏越しを祈る法要が行われます。
7月始めに大仏殿内霊名所で予め申し込んでおくと(1口1000円以上)この日の法要で祈願されたお札を送ってもらえます。
また、この日は法要後、大仏殿内に設置された茅の輪をくぐって参拝することができます。
東大寺の北側にある五劫院では、重源上人が宋から請来したと伝わるご本尊の五劫思椎阿弥陀仏坐像(重文)が特別開帳。
「劫」とは非常に長い時間を表し、気の遠くなるほど長時間考え続けたお姿がアフロヘアーのように見える仏様です。
8月5日(水)〜14日(金)まで10日間、世界遺産の地奈良公園が優しいろうそくの明かりで照らされます。
120人程の僧侶や関係者が二月堂の湯屋で身を清め、年に一度の大仏さまの御身を浄める行事「お身拭い」を始めます。
そのあと、大仏殿の消防設備の放水訓練も行われます。
19時より中門が開き夜間拝観ができます。
夏の夜、十津川村では盆踊りが集落ごとに広く行われていますが、なかでも小原、武蔵、西川の三地区では中世以来、数百年の歴史を持つ大踊りが伝承されており、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
山間の村に生きる人々のたくましいエネルギーが伝わってくる踊りです。
◆小原の大踊り
会場:十津川第一小学校(雨天時は同校体育館)
日時:8月13日 20:00~24:00 (予定)
◆武蔵の大踊り
会場:旧武蔵小学校校庭(雨天時は横のお堂内)
日時:8月14日 20:00~24:00 (予定)
◆西川の大踊り
会場:西川第一小学校校庭(雨天時は同校体育館)
日時:8月15日 19:30~24:00 (予定)