白毫寺について
奈良市高畑町、高円山の中腹に位置する真言律宗寺院。
創建は奈良時代、志貴皇子の没後、皇子の山荘跡を寺としたのに始まるとも伝えられる。鎌倉時代に僧・叡尊が復興させた。その後、兵火により衰退するも、江戸時代には興福寺の空慶により再度復興される。春日山の南に連なる高円山の中腹にあり、境内から大和盆地を一望できる。秋には山門から続く石段の両側に咲く萩が美しい。また、境内にある樹齢400年ともいう椿は一本の木に様々な色の花が咲き、「五色椿」と呼ばれる名木。東大寺開山堂の「糊こぼし」、伝香寺の「散り椿」とともに奈良三名椿の一つとして名高い。
【えんまもうで】
境内の宝蔵には、冥界の十王・閻魔王と太山王が安置されている。毎月16日は閻魔王の縁日で、1月16日と7月16日の年2回には境内でえんまもうでが開かれる。この日には地獄の釜の蓋も開き鬼は休業。亡者が苦しみから逃れられるひとときという。人は死んだあと生前の行いを10人の王に裁かれるといい、閻魔王はその一人。この日、参拝者は振舞われるこんにゃく田楽を味わいながら、閻魔王に無病息災と長命を祈願する。
付帯情報
交通案内 | 最寄り駅からの交通 JR・近鉄 奈良駅からバス「高畑町」下車 徒歩約20分 または「高畑住宅」下車 徒歩約18分 |
MAP | 大きな地図で見る |
駐車場情報 | 無し ※近くに民間駐車場あり |
車椅子による見学 | 不可 |
拝観・開館時間 | 09:00~17:00 |
見学所要時間 | 30分 |
休日・休館 | |
料金 | 大人:500円 高校生:300円 中学生:300円 小学生:200円 |
備考 |